腰が痛い、足に痺れが!それって腰椎椎間板ヘルニア?

こんにちは。

 

 今回のコラムは『腰椎椎間板ヘルニア』についてです。

 

 

 急に腰の痛みがはしり、起き上がるのも大変で、悩んでいる方はいませんか?

 動かさなくても痛くて我慢できない、夜も痛くて眠れないという方は、もしかすると腰椎椎間板ヘルニアかもしれません。

 自然に良くなることが多い腰椎椎間板ヘルニアですが、

 無理をすると症状が悪化して、手術が必要になってしまう可能性もあります。

 本コラムでは、腰椎椎間板ヘルニアについてに関して、ご紹介させていただきます。

 ぜひ、興味がある方は参考にしていただければと思います。

 

 

 

まずは、腰椎椎間板ヘルニアとは?

 腰椎椎間板ヘルニアは、椎間板が様々な(圧迫、衝撃など)要因によって変性し、後方または前方に飛び出てしまう状態を腰椎椎間板ヘルニアといいます。

 椎間板は、脊椎のそれぞれの椎体の間にあるクッションです。

 このクッションが潰れて変形してしまうと神経や神経根を圧迫して、腰の痛みだけではなく大腿部の痛み、痺れなどが生じてしまいます。

 

 この症状を一般的に坐骨神経痛と言われていますが、

 これは症状で、原因は腰椎椎間板ヘルニアの場合が多いです。

 

 腰椎椎間板ヘルニアは、慢性的なものだけではなく、急に症状が悪化する場合もあります。

 若い頃(学生から30代)に発症する方が多く、スポーツをしている人だけではなく、普段の生活の中で、突然で痛みが出て、腰椎椎間板ヘルニアを発症することも多いです。

 

 

 

腰椎椎間板ヘルニアの原因とは?

 腰椎椎間板ヘルニアの原因は、様々な要因があると言われており、これといって何かを特定することができませんが、

 日常生活の中での習慣、前かがみの姿勢、加齢、過度なスポーツ、遺伝的要素などが影響を及ぼしているとされています。
 特に座ることや前かがみといった姿勢では、体重の約2.5倍の圧力が腰椎の椎間板にかかります。

 よって、長時間のデスクワークや車の運転、しゃがみながらの作業、育児や介護、重い荷物を持つ仕事など、腰への負担が多い作業は、腰椎椎間板ヘルニアを発症したり、症状を悪化させてしまう原因となります。

 

 

特に注意したい!腰椎椎間板ヘルニアになりやすい方の特徴とは?

 ・日常的に仕事や子育てなどで、前かがみの姿勢が多い方
 ・重たい荷物を持ったり、腰を強くひねったりすることが多い方
 ・猫背などの姿勢が悪いと言われる方
 ・長時間いすに座っていることが多い(デスクワークなど)方
 ・ポッコリ下腹出ているなどの体幹が弱い方
 ・ハイヒールなどのかかとの高い靴を好んでよく履いている方

 

 

腰椎椎間板ヘルニアは、どんな症状なの?

 腰椎椎間板ヘルニアは、神経圧迫の状態によって様々な症状があります。

 腰や足が痛くても、楽な姿勢で横になって休んでいれば1〜2週間で痛みが軽くなることもあります。
  

 しかし、重症になると排尿障害、長期化すると大腿や下腿の筋萎縮(足の筋肉が痩せてしまう病気)を引き起こすことがあります。

 さらに、つまずきやすくなったり、足首の捻挫を繰り返してしまったり、腰痛は、いろいろな病気で起こるので、腰痛だけでは、腰椎椎間板ヘルニアとはいえません。

 しかし、足に痺れがあるときは神経が圧迫されているなどの異常がある状態なので、注意が必要です。

 

 主に、飛び出した腰椎椎間板ヘルニアは、片側の神経を圧迫する程度の大きさですので、痺れは片足に起こります。

 腰が痛くなり、片足だけに痺れを感じたら、腰椎椎間板ヘルニアの可能性が非常に高いです。
  

 以下の症状がある人は、腰椎椎間板ヘルニアの可能性があります。

椎間板ヘルニアの可能性が高い症状

 ・腰や背中に激しい痛み・痺れを感じる 

 ・腰が前に曲がりにくい

 ・腰を曲げると、太ももやふくらはぎに痺れるような痛みが走る 

 ・片方の足だけに痺れるような痛みがある

 ・腰が痛くて、長時間歩けない

 ・尿がでにくくなったり、便秘になっている

 ・足首を捻挫してしまうことが頻繁にある

 ・よくつまずく

 

 

 

もし、腰椎椎間板ヘルニアになってしまったら?

 腰椎椎間板ヘルニアの多数の症例では、数か月で自然に小さくなり、症状が軽くなると言われています。

 飛び出した椎間板ヘルニアが完全に無くならなくても、神経に当たらなくなったり、押されていた神経の炎症が治まったりすると症状は軽くなり、痛みや痺れがほとんどない状態になることもあります。

 ただし、症状が出てから間もない場合には、症状を和らげる治療(痛み止めや炎症を抑える薬、ブロック注射)が中心になります。

 

 さらに症状が長く続く場合(3ヶ月以上)や、症状が出てからの期間が短くても痛みやしびれが強くて日常生活や仕事に支障がある場合には、手術を検討することになります。

 手術が必要かどうかは、痛みやしびれでどれだけ困っているか、何を望むかによって決まります。

 ずっと痛み止めを飲み続けるのは嫌だという方もいれば、手術はどうしても受けたくないという方もいます。

 手術を受けると痛みはすぐに大幅に軽くなることがほとんどですが、

 デメリットもありますので、主治医とよく相談して方針を決めることになります。

 ただし、手足の力が入りにくいという症状がある場合には早めの手術が望ましいです。

 さらに、尿がでにくいことや便秘が続く、漏れてしまうという症状が出ている場合にはすぐに手術が必要です。

 

 

腰椎椎間板ヘルニアにならない為の予防

 腰痛は、ほとんどの場合、日常の何気ない姿勢や動作によって引き起こされます。

 腰に負担をかける行動を避けることによって、腰椎椎間板ヘルニアの発症を防ぐことができます。

 筋トレやストレッチをしたり、体重の増加を避けることや禁煙することも重要です。

 さらに日常生活の姿勢や行動を変えることも重要です。

以下のリストを参考にして、普段から腰に負担をかけない行動を心がけていきましょう。

 

日常生活における腰椎椎間板ヘルニアの予防

・長時間にわたって同じ姿勢を取り続けないように気をつける

・仕事や家事をするときは、適度に休憩し、体をほぐす

・床に座るときは、腰に負担がかかるあぐらは避ける

・掃除機をかけるときなど、前屈みの姿勢は避け、上半身を起こした状態で行う

・背筋や腹筋を鍛える運動をする

・体重が増えすぎないように食生活に気を配る

 

 

ストレッチ

 

 

筋トレとストレッチで身体の機能を高める!

 腰椎椎間板ヘルニアになると、コルセットをつけていることがずっと続きますよね!

 これは、身体にとってはデメリットで体幹筋が弱くなる原因となり、逆にコルセットが復帰を長引かせる可能性があります。

 しっかり、痛みが引いたら、呼吸のトレーニングや腹筋もしくは背筋の筋力をつけて、身体の機能を上げることを進めていった方が良いと考えられます。

 さらに、腰椎椎間板ヘルニアの原因は体幹の弱さだけでなく、股関節の硬さも原因の一つです。

 股関節まわりの筋肉をストレッチで柔らかくすることはとても大切で、股関節から体を曲げることができるようになり、前かがみになる時でも、腰(脊柱)に負担がかかりにくくなります。

 

呼吸トレーニング例

 

 

 

 

体幹トレーニング例

 

 

 

 

 

股関節ストレッチ例

 

 

 

 

 

 

 

体重の増加を防ぐ(ダイエット)

 ダイエットをすることにより、腰椎の椎間板にかかる力を減らしてヘルニアが再発することを防ぐことができます。

 ただし、極端に食事量を減らしてしまうと、筋肉が落ちることにもつながってしまいます。

 そのためPFC(たんぱく質、脂質、炭水化物)、栄養(ビタミン、ミネラル類)バランスを整えながら、カロリーを制限するようにしましょう。

 また、運動としてはウォーキングや、軽いジョギングなどがおすすめです。

 その際も、真っすぐな姿勢を保ちながら、お腹を凹ませることを意識してウォーキングまたは軽いジョギングを行うようにしましょう。

 

メジャーで腹囲を図る

 

 

禁煙をする

 タバコを吸わない人に比べてタバコを吸う人は、椎間板ヘルニアになりやすいだけでなく、腰痛にもなりやすいことが知られています。

 それはなぜでしょう?

 タバコに含まれるニコチンになります。

 ニコチンは血管を収縮させる作用があり、老化と関係していると言われています。

 そのため椎間板の老化を早め、腰椎椎間板ヘルニアになりやすいのです。

 腰椎椎間板ヘルニアでなかったとしても腰痛に悩んでいる方は、一度禁煙にチャレンジしてみてはいかがでしょう。

 

 

まとめ

 腰や背中に強い痛みがあり、それだけでなく太もも〜ふくらはぎにかけて強いしびれや痛みがある場合、それはただの腰痛ではなく、腰椎椎間板ヘルニアの症状の可能性があります。

 もし、自分の症状に本コラムを読んでいただき、こころ当たりがある方は、早期に信頼できる整形外科を受診してください!

 腰椎椎間板ヘルニアは、早期の治療や適切なリハビリがとても重要になります。

 長々と説明しましたが、本コラムを読んで頂きありがとうございます。

 

 

 

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