腕に力が入りにくい、痺れがある方、必見!

こんにちは。

 

 今回のコラムは『腕に力が入らない、しびれ、もしかして胸郭出口症候群かも』についてです。

 

 普段生活しているときに、こんなことはありませんか?

 例えば、つり革につかまっている時や洗濯物を干していると腕がだるくなる、ボールを投げるときや投げた後に腕が痺れる、などの症状がある場合、

 「胸郭出口症候群」が疑われます。

 上記で症状が出ている方、ぜひ、参考にして下さい

 

 今回は胸郭出口症候群について説明させていただきます。

 

そもそも、胸郭出口症候群とは、

 胸郭出口症候群は、手がしびれたり、腕に力が入りにくくなる神経の病気の一つです。

 漢字の通り、胸郭出口は首と胸の間にある通路のことです。

 脳から伸びる神経が、頸椎から肋骨と鎖骨の間を抜け、脇の下を通って腕に行きます。

 首から脇の下に抜ける際に神経(腕神経叢)が圧迫され、症状が出るのが胸郭出口症候群です。

 主な圧迫カ所は、首の横の筋肉である斜角筋(しゃかくきん)の間、

 肋骨と鎖骨の間、脇の下になります。

 

腕や手がしびれる病気としては、頸椎椎間板ヘルニアなどで頸椎に病変がある場合や、

手首の神経が圧迫される手根管症候群、

肘の内側で神経が圧迫される肘部管(ちゅうぶかん)症候群などがあり、

これらとの病気との判断が必要になります。

 

 

胸郭出口症候群になりやすい方の特徴

 シチュエーションとして、前述しましたが、

 つり革をつかむ、洗濯物を干すなどの腕や手を挙げて行う動作、

 重いものを持ち上げる動作の繰り返しや肩甲骨が下がるような悪い姿勢、

 無理な腕・肩の筋トレ、バレーボールやバドミントンなどの手を高く挙げて行うスポーツなどが挙げられます。

 

 その他には、なで肩の女性や肩こりの人に起こりやすいとされており、

 なで肩に関しては、鎖骨が下がって肋骨とのすき間が狭まることで、

 神経の通り道が狭くなり症状が現れると考えられています。

 

 筋トレやスポーツに関しては、筋肉が発達し、

 さらに手や首などを動かすことによって、神経や血管の圧迫が繰り返されて症状が現れると考えられています。

 

 

胸郭出口症候群の症状

「神経」や「血管」が圧迫されることによってしびれや痛み、

感覚の異常や手の冷えなどの症状が現れます。

 

さらに手がしびれたり、ビリビリとした感覚異常や、握力低下が見られます。

 

また、腕を挙げる動作でしびれが肩や腕、肩甲骨周囲に痛みがでます。

 

胸郭出口症候群は体のどの部分で神経が圧迫されるかによって、

「頚肋症候群」

「斜角筋症候群」

「小胸筋症候群」

「肋鎖症候群」

に分けられます。

 

 

頚肋症候群(けいろくしょうこうぐん)

 生まれつき、頚椎と呼ばれる首の骨の一部が、

 肋骨のように長くなっている場合神経や血管を圧迫して症状が出現します。

 頚肋になる確率は全体の0.2%であると言われています。

 症状の出方によっては、手術になる可能性もあります。

 

 

斜角筋症候群(しゃかくきんしょうこうぐん)

 首の前にある「前斜角筋」と「中斜角筋」の間で神経や血管が挟まり、痛みや痺れが出現します。

 腕を多く使う職業の方に多く、女性に多いのが特徴です。  

 

 

小胸筋症候群(しょうきょうきんしょうこうぐん)

 胸の外側にある「小胸筋」の下で神経や血管が挟まり、痛みや痺れが出現します。

 力仕事や偏ったトレーニングで胸筋と背筋のバランスが悪くなることで、

 胸筋が硬くなり症状が出やすくなります。

 

 

肋鎖症候群(ろくさしょうこうぐん)

 その名の通り「肋骨」と「鎖骨」の間で経や血管が挟まり、痛みや痺れが出現します。

 リュックやカバンをかける際に症状が強くなることがあります。

 

 

胸郭出口症候群になったら、どうする

胸郭出口症候群の対策

 なで肩による胸郭出口症候群を改善するには、

 姿勢の注意やストレッチのほかに、日頃から体に負担をかけないこと大切です。

 まず、適度な休息や十分な睡眠をとって、なるべく疲労をためることのないようにしましょう。

 たとえば、仕事中などに肩こりや腕のだるさを感じたら、休憩をとるようにします。

 特に、手や腕のしびれが出ている場合は、無理をしてはいけません。

 入浴時に体を温めれば、血行が促進することで筋肉の疲労回復や、血管の圧迫による血流低下を改善できます。

 

 重い荷物は、腕が引っ張られて症状を悪化させるので、

 できるだけ手で持たないようにします。

 キャリーバッグを使ったり、左右の手で交互に持ったりするなど、肩に負担をかけない工夫をするようにしてください。

 

 

胸郭出口症候群の治療

 比較的軽い場合は、よい姿勢や運動(ストレッチや体操)などで改善することもあるので、焦って治療する必要はありません。

 ただし、腕や手のしびれや脱力などの症状が強い場合は、整形外科を受診することがすすめられます。

 治療は、血流改善薬ののみ薬や、しびれなどの神経障害を緩和するビタミン剤などが使われます。

 また、神経が圧迫されている部位への神経ブロック注射や、患部に超音波を当てたり過度に緊張した筋肉をゆるめる運動をしたりするリハビリ、肩を引き上げる装具の着用などを行うこともあります。

 こうした治療をしても効果があまりない場合、手術が行われることもあります。

 

 

 

胸郭出口症候群の予防法

肩に負担をかけない

 胸郭出口症候群を予防するためには、
肩や腕に負担のかからない生活をすることが第一です。

 重たい物を持ち上げるような仕事やスポーツ、リュックサックやショルダーバッグなど肩に負担のかかるような鞄は避け、キャリーケースを使用するなど工夫をしましょう。

 

疲労を溜め込まない

 仕事中などに疲れを感じたら十分に休息をとり、疲労を溜め込まないようにしましょう。

 入浴で体を温めることにより血流が改善し、疲労回復にもとても効果があります。
 お風呂上がりのストレッチを習慣化すると、胸郭出口症候群の予防として効果的です。

 

 

正しい姿勢を保つ

 普段から正しい姿勢を意識して過ごすことは、胸郭出口症候群の予防に効果的です。
 猫背や、デスクワーク中に頭が前へ突き出す姿勢になっていないかなどに注意しながら、良い姿勢で生活をするように心がけましょう。

 

 

 

胸郭出口症候群の対処法

肩周辺をストレッチする

 肩周辺を中心にストレッチを行うことで筋肉の柔軟性が高まると、

 血管や神経の圧迫が緩和されやすくなります。

 

 血液や神経の流れをスムーズにすることで痛みやしびれといった症状緩和が期待できます。

 その中でもストレッチポールが姿勢、特に猫背改善にお勧めです

 下記エクササイズを参考にしてください。

 

 

 

 

 

まとめ

 胸郭出口症候群の治療後は、できるだけ腕や肩に負担をかけないようにすることが大切です。

 疲労を感じた際には、十分な休息をとり疲労をためないように意識しましょう。
 また、手や腕のしびれ、握力の低下などの症状があるときには肩を少しすぼめた状態で安静を心がけてください。

 入浴などで体を温めることは、血液循環が促進され、疲労回復や血流低下の改善にも効果的です。日常生活の中では、重い荷物は腕が引っ張られて症状を悪化させるので、できるだけ手で持たないようにしましょう。

 キャリーバッグを使ったり、左右の手で交互に持ったりするなど、肩に負担をかけない工夫をしてください。

 さらにストレッチポールで姿勢を改善することで、改善する可能性がありますし、予防もできます。

 腕に力が入らない方や痺れがある方はぜひ、試してみてください。

 本コラムを読んで頂きありがとうございます。

 もし、胸郭出口症候群で困っている方がいれば、ご気軽に当施設にご相談下さいませ。

 

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